2024-03-29
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IT業界のエンジニアが活躍する暗号化領域

インターネットの利用が進み、さらにクライドコンピューティングが行われるようになって、セキュリティーに対する意識が高まっています。ネットワークを通じて情報をやり取りすることが増えた影響で、いかにして情報漏洩リスクを低減するかが、大きな課題です。インターネットを代表とするネットワーク技術が広まる以前から、暗号化によるセキュリティーの強化はよく行われていました。そこでIT業界では、暗号化技術の高度化による、セキュリティー課題の解決を目指す傾向が生まれています。

暗号化領域の現場では、数学に強いエンジニアが活躍しています。数学的手法によって、新しいアルゴリズムで暗号化することで、他のアルゴリズムを知っているエンジニアでも解読できないシステムを作り上げるのが、重要課題だからです。単純な鍵式の暗号を使う場合でも、暗号化のアルゴリズムに違いがあれば解読は困難になります。このアルゴリズム開発は継続課題となっていて、エンジニアが活発に取り組んでいるのが現状です。

暗号化領域では、新しい技術を生み出してもあまり大々的な宣伝ができないため、日の目を見ないともいわれています。アルゴリズムをオープンにしてしまうと、解読できるようになってしまうリスクが高いからです。ただ、新しい技術を生み出したエンジニア自身は、自分で生み出したアルゴリズムのお陰で、情報セキュリティーが保たれている自覚が持てるため、やりがいがあるでしょう。